「原点は陸上競技」

 

代表の佐藤浩は、三重県四日市市生まれ。陸上競技にやりがいを感じ近畿大学陸上競技部に進みましたが、

そこで待っていたのは伸び悩みと挫折。度重なる腰痛に苦しみ大きな結果を出すことはできずに大学を卒業

しましたが、走ることの楽しさは人一倍感じていて、ひとりランニングを続けていました。

高校の常勤講師を経て四日市大学の職員となった後、一期生しかいない新しい大学の学生たちに声をかけ

陸上競技部をつくり指導者の第一歩を踏み出しました。 自分自身が苦しんだ分だけ、選手が伸び伸びと明るく陸上競技を楽しめるように選手の自主性を大切に地道に活動を続けました。そして地元三重県の大学で初めて「全日本大学駅伝」出場することができました。

その後、のじぎく国体スペシャルアドバイザーである長谷川一彌氏(学研新書「なぜ若者は優先順位がつけられないのか?」著者)から「人間のメカニズムを知ることで簡単に選手の力を伸ばせる」ことを学びました。

その結果、四日市大学は東海地区代表として「全日本大学駅伝9年連続出場」を果たしました。

 

「研修講師として」

 

この、誰もが能力を高めるコツをもっと広めたい。

そんな決意をもとに、代表は近畿大学駅伝部監督を務めながら講演講師へと転身します。

さまざまな知恵やノウハウを伝えるため日本全国を駆けまわる日々を送るなか、依頼を受けたのが、「MHPS」の技能五輪の出場選手への研修でした。

これまで学んできた知恵を伝えたところ、選手たちの努力とあいまって、事業所としては初の金メダルを獲得。選手の成長は著しいものがありました。

 

「実業団の指導」

 

この結果がご縁となり、2016年3月にMHPS(現三菱重工)マラソン部から指導依頼を受け、長谷川一彌氏と

指導のため数回長崎に出向きました。するとMHPSマラソン部は、初の九州実業団駅伝で優勝。

2017年の全国ニューイヤー駅伝は初の4位入賞を果たしました。同年11月の九州大会では連覇を成し遂げ、

翌2018年ニューイヤー駅伝でも8位入賞。さらに、同部所属の井上選手が世界陸上日本代表入り。

井上選手は、その後2018年アジア大会男子マラソンで優勝をしています。

そのご縁から「元祖山の神」今井正人選手のメンタル面を中心としたパーソナル指導も行いました。

現在も、実業団選手のメンタル指導を継続的に実施しています。

 

「なぜイベントか」

 

日本のランニング人口は1000万人と言われています。そのほとんどは市民ランナー。そんな方たちと出会い

触れ合う機会を増やし、楽しく走るコツを伝えたい-そんな風に考えていたところ「手作りのランニング大会」を企画・運営する機会に恵まれました。

「走ることは人を元氣にする」-

第2回加古川まつかぜハーフマラソンの後、ゲストペーサーの佐藤敦之さん(現中国電力陸上部ヘッドコーチ)が話してくれた感想です。それはエリートランナーも市民ランナーも同じ。

さらに走る人だけでなくスタッフも元氣になる・・マラソンイベントの開催の意義をここに感じています。